>>579
ウェンデルせんp…!?
[呼ばれて振り返ろうとして。
脇から滑りこんでくる腕に背筋が伸びた。
背中に当たる何かも関わっているのは言うまでも無い]
『あ、課題再提出のウェンデル先輩』
『ライヒアルトと仲良いんすか?』
[青年の背中に抱きつくウェンデルを見て、周囲の男子生徒がウェンデルに訊ねる。
何やら余計な枕詞がついていたが]
……先輩、離れろ。
[眉間に皺が寄った、少し困惑した表情でウェンデルを振り返り、押し殺したような声で告げる]
『あれ、ウェンデル先輩、やっぱいつもより小さくねぇ?』
[男子生徒の一人がウェンデルをじーっと見つめながら首を傾げた]