「ちからある子の血を継ぐたまゆら。 輪転の先は、求めぬの?」 [予想に反して、返される言葉。瞬き、一つ]……どう、なんだろうか。正直、自分がどうしたいのか……わからん。輪転……生まれ変わったら、記憶はなくなるんだろ?今、ここで、見ていた事も。龍先輩や、珠樹たちの事も。……何もかも、全て。