……なんで怒られたのか、がわかってんなら、俺はもう何も言わんよ。それより、聖夜祭、楽しんで来い。[差し出された袋を受け取りながら告げる口調は珍しく穏やかだったが、緊張しているらしいティルには届いたか。ともあれ、ぱたぱたと保護者の下へと駆けて行くのを見送り、受け取った回収袋は一先ず、時空間ポケットへしまっておく]……やれ、やれ。[やっぱりどうにも苦手だな、と。ざわめきに紛らせた呟きに、水晶龍がはたり、と一つ、尾を振った。**]