─ 神魔の森 ─
[繰り返される拒絶>>597。
それは天使の心に悲しみを齎す、けれど。
それ以上に星姫──神魔が苦しそうだったから、相手を想い笑みは憂いに変わる]
───女神様は、掬い上げようとなさっておいででした。
[逃げるように下がる様子>>598を見て、瞳を一度伏せ。
ゆるりとした動作で傅いた姿勢から立ち上がる]
けれど、とおくて、とおすぎて、それは叶いませんでした。
[再び浮かべた笑みは、悲しげにも見えただろう]
………貴女を引き戻すために来たのではありません。
ただ、知っていて欲しかっただけなのです。
[ふわりと、背の真白が柔らかく揺れる]