─ 雪原 ─すみ、ませ……。[無茶して、と言う声>>581に、へにゃり、という感じで眉が下がる]……で、も。逃げたく、なかった、から……。じぶんの、力が、もたらす、もの、から……。[掠れた声で、どうにかそれだけ紡いで。覚悟してと言われれば、素直にこくり、と頷き、手当てを受けた。中へ、との言葉には逆らう理由も、そんな余力もなく、頷く。まだ動くのは辛かったから、中へは大人しく運ばれるものの]