え、あ。えーと。
[思わず出て来てしまったが、知らぬ者にはさっぱり理解出来ぬ状況で。わたわたと両手を動かし焦りを体現する]
あーっとね、僕さっきの子の兄弟なんだけど。
悪いけど、詳しい説明は無しにさせてもらうね。
とにかく、手当しないと。
[煙の立つ患部を示しながら呪を唱えようとして]
…って、僕回復魔法使えないんだった!
ア、アリナー!
[うわぁん、な状態になり誰かの名を呼ぶ。頭の中では呼んだ人物に <お馬鹿> なんて言われつつ。またしても背が少し縮み、髪が少し伸びてウェーブがかかる。そして明らかな違いである、身体の凹凸]
んじゃ、ちょっとじっとしててねー。
[有無を言わさず少女に手を翳して。呪を唱え患部の治癒を始める。しばらく後に傷口はどうにか塞がることだろう]