―― if/休憩中・改 ――[それは、自分がノブの傍の貨物をポールに見立てて急制動とターンの練習をしていたとき。苦手な技の一つだった]―― elen sila lumen……[小さく口ずさんでリズムを取っていたら、ちょっと手首のブレーキが遅れた。荷物の傍、ぎりぎりを掠める。パシリと髪が貨物に当たった][その瞬間、背後からかかった声。小さく悲鳴を上げた>>581][相手の、バツが悪そうな笑み。頭を掻く手の動き。 ふっと笑うと、耳から音楽端末外した]