>>596[ 右腕を引かれて、鋭い痛みが走り抜ける ]――っ、つー……[ 気が抜けていた所為で、思わず、声。 相手に比べれば軽い傷の筈なのに。堪え性がないものだ ]馬鹿だ、つってんじゃん。あー。暫く、寝てくか……。[ 結局、ヒビキの手を離させて、その場に座り直す。 視界を僅かちらつく赤が、やけに目についた ]