……だか、ら。[場に落ちた沈黙が途切れたのは、光が消えて、幾許か過ぎた後のこと]なんで、今更、そういうっ……!望んだ時には、何も、何一つ、向けてはくれなかった、のに。[零れた声はひどく震えて、常は封じていた想いの欠片が落ちるのも止められない]今更、そんなこと、言われたって。戻ることも、応える事も、できるわけ、ないでしょう?……始めた事を、投げだす事などできないんだから。それに……。[言葉途切れさせ、は、と一つ、息を吐く。胸の内、過るは穏やかな水のいろ]