―反省房―
どうして……ゲルダがここに……?
[先ほどその名を呟いた存在が目の前にあり、驚いたように。
彼女から説明をされて]
そうですか…、私の処遇は後で決まるそうです。
[ゲルダと目を合わせることができなかった。
今まで黙っていたこと、これからのことを考えると彼女に合わせる顔がない]
ええ、そうですね、いろいろと。
[大騒ぎにと、同意するように頷き、こちらを見る視線を痛く感じる。
無理をしていることをすぐに見抜かれそうで。
皆の働きによりそれを抑えるまでには封はされたが、完全でないそれは自分で抑え続ける必要がある。
いつものように眠らないのもそのためで、彼女と目線を僅かに合わせぬまま微笑みかける]
まぁ、許されるかは別としまして、情状酌量の余地はあるかと。