―二階:時竜の部屋―[私が迷う事なく飛び込んだは、彼の仔のいるであろう部屋。真っ先に彼の仔の無事を確認し、外の騒ぎに警戒を向けていた白梟へと短く叫ぶ]下に何ものかが――![目が合った白梟は、それだけで察してくれたようであった。大きく羽ばたき、私には判らぬ何事かの音が紡がれ――不意に喧騒が遠くなる]