……サリィの親父さんのとっておき、かぁ……。
それ、ほんとに惜しかったなあ。
[軽い口調で言いながら。
泣き出しそうな顔で笑う様子に、少し、首を傾いで]
……あのさ。
これから、どれくらいこーやってられるかとか、正直、わかんねぇけど。
やりたいことあるとか、行きたいとこあるとか、そういうのあったら、付き合う、ぜ。
エトに色々聞いてもらえて、色々、大事な事とか、気づけたから。
……俺が出来ることあったら、返したい。
[言いながら、差し出すのは、印が花弁広げる右の手]
一方的に、頼らせてもらうばっかりってのも。
なんか……すっきりしないから、さ。