[くすり──その言葉に、『観測者』は心底楽しげに哂った。]
[そうしてしばらくクスクスと哂っていた『観測者』だが、ぴたと哂いを止めスッと目を細めると]
「さて、旧友との再会に話に華が咲いてしまいましたが。
わざわざ『遊戯』に参加してまで、ここに来たと言うことは何か用件があるのでしょう?」
……ええ。社長から言伝。
…………ところで、エリュシオンに戻ってくる気は?
「ないですわ。」
[質問に対して即答。とは言えある程度予測がついていたのか驚く様子はなく。]
…………そう。
では、漆黒に組する『観測者』としての貴方へ。