[生きていてほしかった。そんなことは死んでしまった今、きっと負担になるだろう。死にたかった。そんな事を聞いたら、きっととても怒るだろう。だから、俯いたその体を、ぎゅう、と抱きしめる]ありがとう。それから、守ってやれなくて、ごめんな。[言葉を落とす、その抱きしめた手が、僅かに震えていることに、裕樹は気付けなかった**]