―屋上への階段―[壁に手を時折触れれば茨とそこに白い花が咲いているのが見えた。医務室でも見た、白い花。茨の花。白い星にも似ていた。オトフリートの>>627声が背後で聞こえその口調に違和感を感じた。それ以外にも何か感じた気がしたけれどよく解らない。]…カルメン?見ていないわ。上に行ったのかもしれない。もし居たら…探していたと伝えるわ。[呂律が回らないものが病からだとすると彼は休息を取るべきかもしれないと思いそう伝える。それでもエーリッヒは彼を心配するのかもしれないと、視線を上に向けるだろう。]