[身寄りのない自分を引き取り、後継人となってくれている宮廷占星術師の事を思い返しつつ、呟いて。導師や、他の合格者と共に試験会場を後にした──までは良かったが。問題が一つ残っていた]……ヤバイ。女帝に殺されるかもしれん……。[残すな、と言われていたものの、結局全部食べきれなかった弁当箱の中身に。まだしまえていない獣耳が、へしょ、となった]