>>636…ふーん。[言われてみればそんなことをご老公が言っていた気がしなくもなかったが、そもそも機嫌が悪くてそれどころではなかったため記憶には砕片程度にしか残らなかったらしい。少し眠そうな様子を見下ろしながら]…別に。[視線をそらして。でも、声は、別になって一言で済ませられるほど簡単そうには聞こえない声で]……お前等は、わかってたんだな。今回のこと、全部。[膝を抱えて、小さくぼやく。まるで、自分独りだけ除け者にされたような気分で、居心地が悪かった]