―屋上へ続く階段―…卵は可能性を秘めたもの。諦める事は…嫌いでしょう?ただ、医師というものに貴方の心が向いていないのなら……話は違うのでしょうけれど。[彼の家がどうだったか、知らない。けれど仄かに見てしまったかもしれない。深く視た彼の星は――白い輝き。染まらぬ色であり、染まりやすい色。清き光の煌きを確かに感じられた。]…深く視ようと思いそれが現実となった事を後悔したわ。思いがけない力に、これでも驚いたのよ。