[その後は宴を楽しみながら、旧知の姿を探し歩く。
あれ以降、青の姿を見ていない。
行く場所の心当たりがあるはずもなく、時間だけが過ぎて行った]
参ったな……これも誰かに頼んだ方が良いか。
[小さく息を吐くと、先程のポンチョを身に纏う妖精を一人捕まえ。
テュメルキスタの名を告げて渡してくれるよう頼む。
案の定と言うか、評判の良くない妖精の名を聞いて頼まれた妖精は最初こそ渋ったものの、ポンチョを作ってもらった礼もあるからと引き受けてくれた。
妖精に礼を言い、皆の下へ戻るとそろそろ戻るとの話になり。
テュメルキスタには会えぬまま、元の世界へと戻ることになった]