「さて、と。 んじゃ、俺は滞在許可もらったりなんだり、事務処理せにゃならんから、行くよ。 聖夜祭は見てくつもりだが……会えるかわからんし、他の連中にも、よろしくな?」[以前の試験の受講生が何人残っているかまでは知らず。また、その一人が迎えのためにこちらへ向かっているとは思いも寄らぬまま、軽い口調でこう言って。ミハルたちに軽く一礼すると、黒の裾を翻しつつ、北館へ向けて歩き出した。**]