[あの時の布を思い出しながら、ぽつりと呟く。その目の前をふよふよと、青銀の光の球が漂って行った]そうそう、こんな色の………って、え?[ぼんやり見ていたその色に、驚き目を丸くする。反射的に、がしりと両手でその光の球を掴んだ]『ぅおあ! あにすんだよイゾルデ!! つか見えてたのかよ!!!』…テュ、テュメルキスタぁ!?何で君がここに居るのさ![手の中に居たのは旧知の友、テュメルキスタ。思わず上げてしまった声に気付き、直ぐに息を飲む。自宅に他の家人が居ないのが救いだったか]