それに、の
[小さく笑むのに、くすくすと]
生きる目的の在る者は、簡単には折れたりはせぬ、じゃろう?
だから、そなたは、まだまだ死なぬよ。
[そこまで言って、その先に続いた言葉にほんの少し間を置いて]
[ぱたり、扇を閉じて]
均衡が崩れたら、か…
其れはどの様に崩れるかにも因るがの。
遍く命にとって、脅威である事には違いはないな。
最後の問いの答えは……そうさの…
我は「始まり」から「終わり」までを見届ける者
そうして、「終わり」はまた「始まり」でもある……つまりは、そういう事じゃの。
それ以上の事は、我には言えぬ…所謂、「秘密」と言う奴じゃの。
[酷く抽象的な其れは、最後には冗句めいた言葉で締め括られた]**