もし、屋敷に残る心算が無いのなら…。
共に、屋敷を出ませんか。
…どこへ行くかは、まだ決めてはいないのですけれどね。
[大切な場所ではあるが、辛い場所でもあるこの屋敷。
主を失ったこともあり、去る決心はついていた]
この屋敷を離れるのは心苦しいですが、居続けるのも少々辛いのですよ。
[零れるのは苦笑。
離れ難いと言う思いは、声色からも伝わるか]
無理強いはしません。
ですが、貴方がもし、今の状況から抜け出したいと思うなら。
私は貴方の手を取りたいと思います。
[第二の父として、赤い世界から抜け出す手伝いを]