うふふ……。
よくもよくも、私を驚かせてくれたわねぃ……?
しかも、昔を思い出させるようなグロテスクな姿で挑んできやがりまして……。
[視線は鋭く、唇が薄い。
笑みは、固まったようについてまわっているが、それはもう笑みではない]
―――殺しますわぁ。
[ナターリエにまとわりついた水の一部がジェット噴射のように発射され、追いかけてきたジャイアントスラッグの体を両断する。
―――が]
「―――」
「―――」
[ジャイアントスラッグは両断した先から再生して、二体のジャイアントスラッグへと増殖した。
それを見たナターリエが小さく舌打ちをした]
……単細胞生物はこれだから。