れでぃあのすがたをしてるだけの…にせものの黒い炎なんかに…壊せるもんかっ[そう言って右の手の平に集うのは黒き瘴気に侵された水泡。それは見る見る間に姿を変えて]わかった、でしょ…?かえして、もらうよ。[澄んだ青き細剣となる筈のそれは、禍々しい紫色に染まっていた。水流の剣を手に駆け出そうとしたその時]あっ…[転んだ]