……元々、そんなに食う方じゃないんですってば、俺は。
あれでも、善戦した方なんですから。
[思いっきり、深く、ため息。
ちなみに、量的にはこの年齢の男子の必要熱量がちゃんと計算されていたので、食べ切れていない、というのも色々と問題ありだが]
……勝負……導師、と?
[思わぬ提案に、獣耳がぴこり。
通常であれば、それこそ無茶な、と返す所だが。
寮母のお仕置きとどちらがきついか、という計算がふとめぐり]
……俺が勝てば、助太刀してもらえるんです、ね?
[確かめるように、問う。
問いながらも、既にやる気なのは傍目にもはっきりわかるだろうが]