[叔父に引き取られて、街へ出て。最初は環境の変化についていけなくて、苦労もした、けれど。村で受け取ったものが、折れかかる心を、支えてくれた。その内、親しい友人もできて、少しずつ周囲に馴染んでいったけれど。友と呼んでもいい、と思えたのは、後にも先にも。幼い頃に、ささやかな夢を語ったただひとりだけ。**]