[笑みを浮かべた儘に綴られる文字>>612を見遣る。くす、と小さな音にして]それでいいさ。あの人もそれでいいと言うのだから。[水を滲ませた指先を払う。落とされた視線と言葉を受けても笑みは変わらず]俺も好きにしただけさ。けれど、困らせてしまったのなら悪かったね。[姫君の額を拭うまでは見る事ができただろうか。闇に連れ去る彼を止めはせず、それでいいとばかりに。仮面へと視線は移って]