星の巡りが良かったようね。[少年の笑みに、にこり、と笑った]これは、『無限の欠片』。面白いモノなのは確かね。[言いつつ、ゆっくりと漆黒の鞘を払う。現れた刀身は、中央に真紅が走る鈍い銀色]あら、そう? では、綾が織り上がった後にでも。[剣は右の手に。左の手は、真紅のマントの端を軽く、掴み]……それでは、垣間見るとしましょうか。未曾有より選ばれる、無限の一端を![宣言の後、銀の髪がゆるりと流れる。地を蹴り、少年との距離を詰め。左の肩の辺りを目掛け、突きの一撃を繰り出した]