―反省房―
[最後の別れでもしろという意味なのか、そんな風に自分はとっていた]
そうですか。
でも、こうしてゲルダに会えたのはよかったです。
[答えながら、手を掴まれる。
かけられる声、すべて見透かされそうで、不安に揺れる瞳をゲルダに向けた。
こちらの不安を感じ取ったのか、まっすぐに見つめ笑いかけるゲルダの姿が映る。
かけられる言葉は優しく、彼女にすがるように]
すみません、そのいろいろと…黙ってまして申し訳ありませんでした…。
[彼女は小さいままだったので、自分はかがむように。
その見た目は小さくとも、今は彼女の存在が大樹のように何よりも大きく感じられた]