─宴の場─[中々戻らぬ仲間の様子に、どうしたのか、と眉を寄せていた木の葉色。かけられた声にそちらを見やり、翅をぱたり、と羽ばたかす]『うん、どうやらそうみたい。 ……ああ、わかった、預かっとくよ。 出会いの記念、宴の記念。 きっと、ギールも喜ぶよっ』 [にこり、と笑って服を受け取り。大事そうに抱え込んだ]