[名を呼ぶ声>>650に、弦を爪弾く手が止まる。声の主へと向けられる笑みは、どこか楽しげな──『魔』に属すものの笑み]やあ、お久しぶりです。……『お願い』は、無事に果たしていただけたようで。[笑みと同じく楽しげな口調でそう、紡いで。向けられた問いに、く、と楽しげな声を漏らす]そう、ですねぇ。……一言で言うなら、日和見が作り出した停滞を壊すお手伝いをしていただいた……と、いうところかな。[こてり、と首を傾いで返す様子は常の楽士と変わりないようで。けれど、その背後に揺れるのは、微かなやみいろ。*]