―廃墟―
うーわー。ご苦労様です。
[その辺りの事情は理解が及んでなくて。結局また他人事のよな感想になってしまったとか]
…そゆことです。生活の糧のこともあるし。
[ちょっと複雑そうなものが混ざらなくもなかったが。
呆気なく頷かれて、惚けた顔になった]
とってもありがたい、ですけどー。
……そこはフェンが頑張ればいいことだから。
[当人が聞いたら怒り出しそうな本音が毀れた]
うん。必要性は、わからない子じゃないですし。
お願いできますか?
[ぺたりと座り込んでいた姿勢から、居住まいを正して訊いた。
戦闘時ほどではないが、雰囲気が少し変わる]