─ 到着直後 ─
生きて欲しい気持ちと、生きたい気持ち。
それが組み合わさったから、ウチら、こうしていられるんよ、きっと。
[会えたらいいな、という言葉>>637。
それに、静かにこう言って]
それは……嘘じゃないよ。
……あのひとが、いつからああなってたのかはわかんないけど。
でも……こうやって、オーフェンくんが生きてるっていう事が、答えになるんじゃないかなぁ、てウチは思うよ?
大事だから、大好きだから。
だからこそ、生きてほしい……って。
きっと、そう、思ってた。
[根拠なんてない。けれど、子を思わない親はいない、と。
自分は、両親の事はほとんど覚えていないけれど。
そう、思っているから。
迷いのない口調で、そう、言い切った]