[二つの界が、二つの界であるが故の関わりの形。違えれば、天秤は揺らぎ世界も揺らぐ。それ故の諌めの言葉に、少年はしばし、目を伏せて]でも、さ。ミステル。『ん? なーに?』また……会えるよね?[消え入りそうな声の問い。木の葉色はきょとり、と瞬いた後、翅を揺らして]『勿論。 キミが、ぼくらを忘れずにいてくれるなら。 また、いつでも会えるよ?』[にこり、と笑ってこう返す。この返事に、少年はほっとしたよに、にこぱ、と笑んで]