っと。[炎と化し襲い掛かる煙に後退しつつ、自らの腰の辺りを指で軽く叩く。右腕のない影が跳ね上がるように半身を起こし、炎を飲み込もうと口を開けた]熱いの、苦手なんだけどな。[軽口と共に横目で離れた影の行方を追えば、あっさりと踏まれた蛇は地面に沈み込む。右の掌を上に返して握る仕種。蛇の頭が手の形に戻り、地面から浮き上がって、男の右足首を掴まんとする]