………そうだ、イレーネ。[それからどれくらい経ったか。ふと思い出し、腕の中のイレーネに声をかける。少し身を離すと、懐から光るブレスレットを取り出した]…先程手に入れたものなのだが……これを、君に…。……今日と言う日の…証しとして……。[そのブレスレットはイレーネも目にした事があるものだったろう。けれどそんなことは知るはずもなく。イレーネの手を取って、そのブレスレットを付けてあげようとした]