[傀儡のゲルダはその彼女をどうしただろうか。なにをされるのも構わずぎゅうぎゅうと抱きしめて、周りには聞こえないように小さく呟く。]
私はゲルダさんをみつけるの。
たっくさんお金を稼ぎながら探すの。
こんな副業しなくていいように。
魔法の水盤でずっと見てたけど、
それでも私、ゲルダさんの事好きだから。
[傀儡に向けた声は、本人に伝わるのだろうか。…伝わらなくてもいい、また会ったときに言えば良い。うんと頷いて、離れて指を突きつける。]
めってされてきなさい!!
[そして駆け出し、久しぶりに見る広い広い空にむかって、*大きく伸び上がるのだった*]