―過去・シャーロットの部屋―
『そうだハーヴ、今日はお土産ないの?』
「ああ、もちろんあるぞ。」
[いつもハーヴェイからもらうお土産のごちそう、皆にはナイショのとうさんにもそれは言っちゃいけないんだって。
渡されるのはすこし加工してそれとは形でわからなくされた人の……]
『ハーヴ、おいしい。おかわり欲しい。』
「駄目だよシャロ、いつも言ってるだろう。ごちそうはめったに口にできないからおいしいんだよ。
また今後来た時にも持ってくるからその時まで我慢だ。」
『うん、わかった。我慢する。』
「そうか、えらいぞシャロ。それとこのことは絶対に皆に内緒だぞ。
ごちそうが逃げちゃうからな。」
[笑いかけるハーヴェイに頷いて、頭を撫でられると心地良くて。
その日はそのまま気づいたら眠りに落ちて……]