[待宵草が繋いだ縁が依存を深めたのは此方も同じだった。
ひとりであるのが普通だったのに
ひとりの時も感じられる存在はやはり大きかった。
失ってはじめて、ひとりは寂しいのだと気付かされた。]
きつい、というか。
……うん、寂しかったんだよな。
クレイグが居たから楽しかったんだなって改めて思った。
[知られた弱音は取り消せないから
あの時は語られなかった言葉を語る。
独り言としてでなく、クレイグに向ける言葉としての確かな響き。]
謝れるようなことされた覚えはないけど
そうまで言われたら受け取らないわけにはいかないな。
気にしてくれてありがとな。
……もう、謝らなくて大丈夫だよ。
[落ちる吐息の気配に、ふ、と伏せる眼差し。]