―反省房>>654>>655―
少しは元気出た?
渋ってた翁を説き伏せてきたかいがあったよ。
[榛名の内心は知らず、くすっと笑う。
縋ってきたのは、はわわと慌てながらも支えて]
そうだねえ。今回はちょっとビックリしたけど。
でも榛ちゃんには榛ちゃんの事情があるんだろうし。
[森で保護した(つもりだ、自分は)最初の頃、寝ながらちょっとうなされるような時があったことを思い出す。それもあって、辛い思いをしてきたんだろうなと、無理に過去を聞こうとはしなかった。
背中まで手が回らないので腕の辺りを、宥めるように撫で擦る。傷付いた動物達にするのと同じ要領で。
ゆるゆると離れてゆくのは逆らわず、でも翡翠も逸らさずに]
うん。榛ちゃんが話したくなったんなら。
聞かせて。