[嗚呼。治さないと治れば きっと迎えが来るのだとそう 思っていた―― でも]…、 …?[ふと、見覚えのあるなにかが視界に入った気がして顔を上げる。>>650あ、と薄く唇を開いて少しだけ早足でハインリヒの傍へと向かった]