[剣先が掠める感触。僅かに漏れる舌打ち]
どうにも軽い剣だと振りのタイミングが合わんな。
斬り合いには向かん。
っとぉ、剣で応戦してくるか、面白い。
異界開門、介盟友、喚、如地重力。
[愉しげに歪む口元。
呪と共に剣が再び姿を変える。それはラストバトルでゼルギウスに重い一撃を与えた灰銀の両手剣]
せいや!
[振りかぶったのはライヒアルトが横を抜けて行く直後。
敢えて相手への攻撃を防がず、肉を切らせての要領で背後から重き剣を迫らせた。
如何せん、その重さによりタイミングが若干遅めだったりするのだが]