[来た時、ヴィヴィの介助を必要とした。 お陰でとても楽だったけれど。 頼りっ放しではいけないと考えたか、壁に身体を預け 引き摺る様にしながら安置所へと歩き出した。] …っ[ず、ず、と肩が衣服越しに擦れる 少しだけ痛かった、けれど。 奥歯を噛み、ゆっくりと戻っていく。 病人は何も、自分だけではない。 其れを置き去りにして、 此れ以上ヴィヴィに頼るのは遠慮した。]