精霊魔法も、影輝の必修に入ってますんで!
[などと返しつつ、手早くカードの複写と、ルーンの描きつけを行う。
ホールドの呪文は、時間稼ぎ。あれで完全に止められるとは思ってはいなかった]
……叩き切るってのは、予想外だったけど。
……異界に満ちし、アヤカシの力、我が友を介し、我に力を。
異界の疾風、光輝の衣となりて、下れ!
[ぽつり、と呟きつつ、再び、漆黒に意識を沿わせ。
異界から、加速の効果をもたらす衣を引き出し身にまとう]
……さて……重ね符術、上手く行くかっ……。
[呟いて、先ほど写したカードへ向けて力を集中する。
闇の力に呼応してか、右腕の周囲にゆらり、焔の如き気が揺らめきたった]