―― if/休憩中 ――
もちろん。
だって、音もないまま動いていたら何だか間抜けじゃない。
……間抜けでしたよね?
[今まで見られていたことを思い出し、少しトーンダウンして追加のお願い聞いて]
[納得いかない、難しいスピンと切り返し。
音楽に合わせるよう、途中から歌も加わって、繰り返す]
[そろそろやばいかな、という頃ようやく止めて。
観客の方にすっと漂っていった。
彼の座っている荷物の、側面に立った]
――お粗末さまでした。
……本当に、そう思います? 向こうについたら、これでオーディション受けるんです。絶対、絶対受かりたくて。
本当に綺麗に見えたなら、いいな。