[肩で息して、ぐいと作業服の袖で汗を拭った。 小さな小さな飛沫がいくつも宙に漂う]……気持ちよかったからすごく残念だけど。あたし、もう行かないと。ばいばい、お兄さん。[ちらけていた音楽端末や仕事道具を回収。 思っていたよりちょっと時間は厳しくて。 電池残量少ないエアスラスター。スイッチ切ると、よっと膝を曲げてコンテナを蹴ろうとした]