─中庭・屋台村─
あれ、外から見れたんだ。
てことはあれも…。
[話を聞いて「む…」と軽く眉根が寄った。バトルしか実況されていないとは知らないため、幼馴染二人からされたことも見られて居たのかも、と何だか困ったような表情。尤も、バトル時に先っちょがうねうねしていた槍を作っていたこともあるため、そっちに関しても恥ずかしさはあるだろうか]
凄い、のかな。
確かにゼル先輩は化け物って言って良いほどの強敵だしなぁ…。
勝てたのも、ゼル先輩が連戦してたせいだろうし。
[何気に酷いこと言ってます、この後輩。うーん、と考えて首を傾げるも、称賛されると嬉しそうに笑い「ありがとな」と]
ああ、二番目と三番目の兄貴がここで学んだらしい。
参加して死ねた、って言ってた。
俺一番末っ子だから、兄貴達にとっては可愛くてしょうがないらしい。
兄馬鹿姉馬鹿ばっかだけどな。
[いひひ、と楽しげに笑いながら兄達の説明をした。持ち上げた半分のたこ焼きの片方は冷めたかの確認のために自分でぱくり]