「”………何年経とうとも…変わらぬな………”」[それはトリスタンと宮廷占星術師長に対しての言葉。ひいては他の永く生きる者にもかかっていたことでしょう。呟いて、ディルスタンは小さく笑いました]「”…では…私達も、何か手に入れてから…向かうとしようか…”」[傍らに立つ伴侶に声をかけて、共に歩き始めるディルスタン。伴侶と共に在る喜びを隠すことなく、周囲の空気に醸し出しながら、彼女と共にゆっくりと人混みへと消えてきました]