─長の家─
[絵筆の騒動から、数日。
封じられた者たちも目覚めたところで、今回の件をどう処するかについての会議が開かれ。
色々と過激な案も飛び出したものの、とりあえず、死者は出なかった事、犯人がまだ年齢若い少女たちだった事など、色々と考慮して、大きな罰則は設けない、という事に落ち着きはした。
……まあ、それぞれの保護者に当たるものたちから、きつい小言やら苦言やら仕置きやらが行くのも目に見えていたから、というのもあるが。
それはそれとして]
まあ、さすがに、なぁ。
俺の不注意もあったとは言え、さすがに今回は。
なぁんも言わずに終わりにはできんのよなぁ。
[そんな理由から、当事者たちを長の家まで呼び出す事となり。
開口一番向けたのは、こんな言葉]